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週末にカメラを持って出かけようと思って、カードの残量を見たら、前の写真がまだ入っている。
パソコンには移した、はず。じゃあ、初期化していい?
その「はず」のところ、先に片づけよう。初期化は、撮影の準備として必要になる操作です。ただ、写真を保存できたかどうかまで、カメラが代わりに確認してくれるわけではありません。
EOS R50の公式説明では、新しく買ったカードや、別のカメラ・パソコンで初期化したカードは、このカメラで初期化するよう案内されています。そして、初期化すると、プロテクトした写真を含め、カード内の内容が消去されます。
今回は、キオクシアの通常サイズのSDXCカード、EXCERIA・KSDU-A064Gを購入候補の例にして、使い始めと使い直しを一緒に整理します。実機での使用レビューではなく、メーカー仕様とEOS R50の公開マニュアルを基にした準備ガイドです。スマートフォンへの転送操作ではなく、カメラで次の撮影を始めるところまで進もう。
新品の一枚と、写真が残った一枚。最初にすることは違うよ
新品のカードを初めて使うときと、去年の旅行写真が残っているカードを使い直すとき。最後に同じ初期化画面へ進むとしても、そこまでの準備は分けたいです。
新品なら、まず注文した型番と容量が合っているかを見ます。今回の候補はKSDU-A064G、64GB。似た名前のmicroSDや、EXCERIAの別シリーズを、箱の色だけで同じ製品だと思わないでね。通常サイズのSDカードを使うつもりだったのに、小さなカードを開封してから気づくと、準備が一つ増えてしまいます。
使い直すカードなら、買う作業より先に、中身を確認します。「お気に入りの写真は残してあるから大丈夫」と思っていても、カメラのプロテクトは初期化から守るためのものではありません。EOS R50の説明は、プロテクト画像も消去されると明記しています。
あっ、鍵のマークがあれば残る、ではないんだね。
別の場所へ必要なデータを保存する。その後で、消してよいかを決める。この順です。写真の一覧が一度表示されたことと、保存先へコピーが済んだことは分けて考えよう。
ここで提案したいのは、撮影したまとまりごとに保存先を確かめる方法です。たとえば説明用の例として、一枚のカードに「動物園」「花火」「家で撮った小物」が入っていたとします。動物園の写真だけパソコンへ移したなら、残り二つはまだ確認が必要。お気に入りの一枚を開けただけでは、カード全体を空にする判断には足りません。
保存先のフォルダーを開き、必要な撮影日の範囲があるか、写真を実際に開けるか、動画も撮ったなら再生できるかを見ます。RAWも残すつもりだったなら、JPEGだけで終わっていないかも確認してね。これは全ファイルの完全性を証明する検査ではありませんが、「何を移したか分からない」状態から進むための手がかりになります。
まだ整理する時間がないなら、今日、初期化まで済ませなくてもいい。既存カードを残し、機器に合う別のカードを次の撮影用に用意する選択もあります。もちろん、新しい一枚を買うだけで、古い写真の保存が完了するわけではありません。保留しているカードには何が入っているか、ケース側のメモなどで分かるようにしておこう。
使えるカードを既に持ち、中身の保存も確認できている人は、買い足しから始めなくて大丈夫。次は、その一枚がカメラの条件に合うかを見ます。
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64GBなら何にでも使える?SDXCと、カメラ側の対応を合わせよう
カード売り場では容量が目に入りやすいよね。32GBの次に64GBがあると、単純に大きいほうを選べばよさそう。でも、この境目ではカードの区分も変わります。
キオクシアのEXCERIA仕様では、16GB・32GBはSDHC、64GB以上はSDXCです。今回のKSDU-A064GはSDXC。メーカーは64GB以上について、exFATに対応したSDXC対応機器で使う条件を示しています。
差し込み口の大きさが同じでも、対応する規格まで同じとは限らないんだね。古いカメラへ使う予定なら、「SDカード対応」の一言で済ませず、説明書にSDXCがあるか、対応容量はどうかを確認してから注文しよう。
今回、操作の例にするEOS R50のマニュアルには、容量に関わらずSD・SDHC・SDXCメモリーカードが使用でき、UHS-Iに対応すると書かれています。カード側とカメラ側の規格を照合する材料はあります。ただし、ここではこの型番を実機で試験していません。特定の組み合わせを筆者が動作保証する、という紹介ではないよ。
それから、カメラで写真を撮ることと、後でパソコンへ読ませることも一続きで考えたいです。EOS R50は、SDXCカードをexFATで初期化します。同マニュアルには、パソコンのOSやカードリーダーによって正しく認識されない場合がある、という注意もあります。
つまり、撮影はできたのに、家の古い読み取り環境で困る、という確認項目が残るわけです。初めてのカードなら、大事な撮影だけを大量に記録する前に、一枚撮って、普段の保存先まで読み出せるか試す準備をしておこう。
「パソコン用に別の形式へ変えたら使いやすいかな」と考えたくなるところですが、カメラで使う準備は、そのカメラの説明書を基準にします。認識しない理由が分からないまま形式を変え続けると、何を確認したかも分からなくなります。写真が入っているなら、まず保存を優先してね。
買う候補の識別子は、KSDU-A064G、JANは4582563851566です。シリーズ名だけでなく、ここまで合わせます。販売ページにある防水性などの文章がメーカーの通常サイズSDの仕様と一致しない場合は、microSDの仕様を混ぜず、メーカーの現行説明を基準にしてください。今回の紹介も、確認できた容量・規格・記録の準備に絞っています。
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64GBで何枚撮れる?記録画質を決めてから、残量を見よう
容量を選ぶとき、いちばん聞きたいのは「結局、何枚入る?」だと思う。ここ、カードの容量だけで一つの答えにはならないんです。
キオクシアの公式目安では、64GBに18メガピクセルの写真が約9,620枚。ただし、圧縮率を4分の1とした想定で、被写体・撮影条件・解像度・圧縮率により変わると説明されています。この枚数を、そのままEOS R50のRAW撮影枚数として使うことはできません。
9,620という大きな数字だけ切り取ると、旅行中は何も考えなくてよさそうに見えるよね。でも、違う設定の数字を持ってきても、自分の残量は分からない。自分が何を残すかを先に決めるほうが近道です。
EOS R50では、RAWとJPEG、またはRAWとHEIFを両方選ぶと、一度の撮影で二つの画像が記録されます。同じ画像番号でも、JPEGはJPG、HEIFはHIF、RAWはCR3という拡張子で区別されます。
たとえば、すぐに見るためのJPEGと、後で調整するためのRAWを両方残す設定なら、一回シャッターを切ったときの保存データも両方です。「写真は一回しか撮っていないのに、ファイルが二つ?」と戸惑ったら、まず記録画質を確認しよう。二重に誤ってコピーした、と決めつけて片方を消す前に、拡張子を見てね。
逆に、RAWを後で使う予定がまだない人が、よく分からないまま両方を選ぶと、保存後の管理も増えます。JPEGだけで目的が足りるか、RAWを現像する環境を用意するか。カード容量を大きくする話より前に、撮影後にどこまで扱いたいかを考えてみよう。
RAWを残すなら、表示するソフトにも注意があります。EOS R50の公式説明では、古いバージョンのDigital Photo Professionalでは、このカメラのRAWを表示・現像・編集できない場合があり、最新のものへ更新するよう案内されています。別のソフトでも、メーカー側の対応状況を確認します。ファイルが見えないからといって、その場でカードを空にしないでね。
容量表示についても一つ。メーカー仕様の64GB製品のユーザ領域は57.6GBで、表示容量のすべてがそのまま保存に使えるわけではありません。管理領域の使用などについて公式注記があります。カメラの総容量表示が表面の64という数字と違うだけで、すぐ不良品と決める必要はないよ。
準備のメモには、カード容量に加えて「JPEGのみ」「RAWとJPEG」のように、選んだ記録画質も一緒に残そう。同じカードなのに前回と残量の減り方が違うと感じたとき、比べる条件が一つはっきりします。
保存を確かめたら、カメラで初期化。物理フォーマットは別に読む
必要なデータの保存先を確認できた。使うカードと記録画質も決まった。ここで初めて、カメラの初期化画面へ進みます。
EOS R50では、メニューの「カード初期化」を選び、確認画面で「OK」を選ぶ流れです。今回の例は、カメラの設定全体を戻す操作ではありません。似た言葉を見かけても、いま選ぶ項目がカード初期化であることを確かめよう。
画面を開いたら、もう一度カードを取り替えていないかも考えてね。パソコンへコピーした一枚と、いまカメラへ入れた一枚が違えば、先ほどの確認はそのカードには当てはまりません。複数のカードを並べて作業するなら、一枚ずつ終える方法が分かりやすいです。
そして同じ画面に出てくる「物理フォーマット」。名前がしっかりしているから、毎回こちらにしたほうが上等なのかな、と思うかもしれません。でも、通常の初期化と用途の説明を分けて読もう。
公式には、カードへの書き込み・読み取りが遅くなったと感じたときや、データを完全に消去するときなどに行うとあります。全記憶領域にわたって初期化するため、通常より時間がかかります。新品を準備する話と、遅くなったカードの状態を確認する話を、何となく一つにしないほうが迷いません。
物理フォーマット中の「キャンセル」にも注意。EOS R50の説明では、中止しても通常の初期化は完了していて、カードは使用できるとされています。えっ、キャンセルしたから写真も元どおり、ではないんだね。押す前の保存確認が必要なのは、このためでもあります。
エラーが出たカードに大切な写真が残っている場合は、撮影準備とは別の判断です。マニュアルが初期化の必要な場面にカードエラーを挙げていても、それは保存できていないデータを取り戻す操作の説明ではありません。残したい写真があるなら、確認できないまま初期化を繰り返さず、カメラやカードのサポート案内へ進んでください。
また、通常の初期化や削除だけでは、カード内のデータは完全には消去されないと公式は注意しています。自分がもう一度撮影に使う準備と、他人へ譲渡・廃棄するための情報保護は別。譲る予定のカードを、空の表示になったから個人情報もなくなった、と判断しないようにしよう。
今回は再使用するための準備です。廃棄方法や復旧成功をこの手順で保証するものではありません。新しいカードを候補にするときも、今あるデータの扱いを飛ばさず、その一枚ずつ進めてね。
最後は一枚撮って開く。出かける前に、撮影と保存をつなげよう
初期化が終わったら、そのままケースへしまいたくなるところ。もう少しだけ、一枚撮って、カメラで再生し、普段の保存先まで読めるかを試す準備をしよう。
ここで見るのは、写真が記録されるか、選んだ記録画質になっているか、パソコンなどで必要なファイルを開けるかです。撮る対象は、テスト用と分かる身近なもので構いません。初めての組み合わせを、大事な集合写真だけで試さなくて済むようにしておきたいね。
連写も使いたいなら、EOS R50の画面に出る連続撮影可能枚数の表示も見ます。公式説明では、内部メモリーがいっぱいになるとBUSYが出て、一時的に撮影できなくなることがあります。カードの残容量と、止まらず連続して撮れる枚数は違う話。残量がたくさんあるから、連写も同じ調子で無限に続く、とは考えないでね。
今回のEXCERIAは、公式仕様で最大読出速度100MB/s、UHSスピードクラスU1、SDスピードクラスC10です。この100は最大の読出速度。撮影中の書込速度を、そのまま100MB/sと約束する数字ではありません。メーカーも、使う機器などの条件で速度が変わると説明しています。
静止画用に一枚準備する話から、4K動画や高速連写をたっぷり撮る話へ目的が変わったら、カード選びも見直そう。EOS R50も、動画では記録サイズに適した性能のカードを使うよう案内しています。容量が64GBであることだけを、どの動画設定にも足りる根拠にはできません。
だから、注文前に残すメモは短くていい。「カメラの型番」「カードの型番」「撮りたい記録形式」。その三つを並べると、何を合わせて選んだかが後から分かります。販売ページの価格・在庫・掲載仕様は購入時に読み直してね。
今回確認した情報は2026年10月15日時点です。キオクシアのEXCERIA仕様と、EOS R50の使用できるカード、記録画質の公式説明を基にしています。
さて、最初の「移した、はず」に戻ろう。
いま保存先を開けるなら、まずそこから。まだ確認できないなら、そのカードは残しておく。保存が確かめられた一枚で、初期化して、テストの一枚を撮る。
この順なら、写真を消すかどうかで迷い続けず、次の撮影へ進めます。週末に撮りたいもののために、今日はカード一枚ぶんの準備を、ここまでやっておこうね。